佑想庵の想い

理事長 中山戒仁

 昔から「お寺」「和尚さん」「大黒さん」は、檀信徒の方や地域の方の悩み事を聞いたり、読み書きを教えたり、けんかの仲裁をしたり、大切な人を亡くした時に支えになったり等、地域で大きな役割を果たし多種多様な要望に応えてきました。そのような中で地域の方々から大きな信頼を得てきました。しかし、社会情勢の変化や経済的な事情、後継者問題等から寺院を取り巻く環境は厳しさを増し、激変して来ていますし、兼務寺院や無住寺院もそう少なくないと思われます。そのような色々な事情が相まって寺院の機能不全を引き起こし、寺院運営や経営に大きな問題を生じさせています。寺院運営の問題を考えたときに2つの大きな問題があります。1つ目は寺院内部の問題、もう1つは寺院の外部の問題です。

寺院の内部問題は

●運営や経営体制が不十分(ガバナンス・コンプライアンス意識の低さ)
●経済基盤が未確立
●後継者や寺務承継への対策が不十分
●新たな檀信徒等の拡大の企画運営力   等々

寺院の外部の問題は

●過疎化や核家族化等による高齢者世帯の増加や家族形態の変化
●葬送儀礼、埋葬の変化
●檀信徒等のお寺離れ
●経済状況の悪化   等々
 
 寺院の運営や経営の基盤を整え、コンプライアンスの徹底やガバナンスの確立を進めることと後継者の育成や寺務承継対策を徹底することで外部からの信頼を獲得すると共に、混迷する時勢の中で翻弄される檀信徒や地域の方々を寺院を拠点にご住職様や教師、寺族の方々が導いていく「知識」「智慧」「専門家や事業者との連携(人脈)」を確立することで寺院の再興が成し遂げられ、寺院を再興することで得られる利益(公益)は計り知れないものがあると私は確信しております。何故なら、私は在家出身で現役の僧侶として活動させて頂いているからです。
 
 今寺院は変革の時期にあります。「生前から」「元気な時から」お寺に通う、老若男女を問わず出入りできるお寺の創りが必要です。その為に信頼される寺院運営を構築することは急務であり、そこからが本当のスタートです。ご住職様等の寺院運営責任者が安心して活動出来る環境を整備し、檀信徒や地域住民等に必要とされる寺院創りにいち早く取り組むことが重要だと考えます。その為に各種専門家と連携し、寺院の再興と頑張るご住職様、教師、寺族の方々等を全面的に応援していきたいと考えています。

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 一般社団法人 宗務ネットワーク佑想庵は、各種専門家と連携し、寺院の再興と頑張る住職さんを全面的に応援していきたいと考えています。お気軽にお問い合わせください。